[2005.02.02]
  ネオ・アースへ


 ▼Dutch turn town into supercomputer(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2005/01/31/dutch_supercomputer/


 個にこだわって創造もできなかった地球が,ネットワークによって創られる。共有によって,グリッドによって。

quote:オランダのアルメレ市は,光ファイバーに接続された家庭用PCをつなげてのコンピュータグリッドを構築する。グリッドとは,個々のコンピュータのCPUパワーを共有したネットワークのこと。同様のものとしては,スクリーンセーバーで電子望遠鏡のデータを分析して地球外生命体を探すSETI@homeプロジェクトがある。アルメレグリッド・プロジェクトは,医療分野などの科学的調査に使われる予定だ。

 この世界に,共有してはいけないものはひとつもない。すべては共有するために存在する。使っていないCPUパワーが共有されて有効活用される社会になることも,当然のことだ。オランダ政府環境局のページにあるように,アルメレ市は40年前には湖の底にあった街だ。過去を持っていない分,ネットワークの設置が容易な部分もあるのだろう。100Mbpsの光ファイバーによって2000以上の接続が用意されており,その台数分の端末をグリッド・ネットワークとして利用できる。回線速度が十分に余裕を持つほどあるため,それを利用した効率よい分散解析が行えるだろう。

 解析に時間と労力が必要な事柄は山とある。SETI@homeプロジェクトは,開始から1年半で50万年分のCPU稼働時間を得たと云われる。アルメレという小さな街で行われるグリッドの実験は,将来的に地球上全体にその規模を広めるためのステップのひとつでしかない。そんな,すべてが共有されてこそ維持でき,存在しえる社会で,あれは共有できないこれは共有できないなどと傀儡の戯れ言を述べている人間に,生きる価値はないのだ。すべての情報も,手元の力も,共有されるために,存在する。

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